*ブロムシュテット指揮 NHK交響楽団 コンサート 「ブルックナー 交響曲 第9番 ニ短調」2018年
いつの間にか、ブルックナーの音楽を自然に呼吸するようになってきました。身体が覚えてきた感じです。
ブルックナーを「生」で聴きたいと思うようになりました。
この時、運良くN響がブルックナーの9番をやるというのを知りました。
指揮はブロムシュテット。曲も一番好きな第9番です。早速チケットを入手しました。
2018年10月13日(土)6:00pm NHKホール。
指揮 ヘルベルト・ブロムシュテット(当時91歳) NHK交響楽団
1.モーツァルト 交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
2.ブルックナー 交響曲 第9番 ニ短調 (コールス校訂版)
モーツァルトは大好きな作曲家です。でも、今回はモーツァルトはいいから、早くブルックナーを聴きたいと思いました。
この日は、コンサートマスターがライナー・キュッヒル(嘗てのウィーンフィルのコンサートマスター)で、第1ヴァイオリンの音が生き生きと響いてきます。
コンサートの方は、モーツァルトの演奏もとても良かったです。繰り返し部分を行ったので、演奏に長い時間がかかりました。
休憩時間を挟んで、いよいよ9番です。
じっくりとブルックナーの音楽に浸りました。期待どおりの素晴らしい演奏を聴くことができました。会場全体が熱くなりました。観客はいつまでも帰ろうとしないで、拍手が鳴り止まみませんでした。ブルックナーをそれも9番のこれだけの演奏を「生」で聴けたという充実感がありました。身体全体でブルックナーを体験したと感じました。
コンサートホールを出て澁谷の駅の方へ歩いている時も、音楽が鳴っているようで、ブルックナーの音楽が呼吸しているように感じました。