サラ・ヴォーン・アット・ティヴォリ・ガーデン "Sassy Swings the Tivoli" Sarah Vaughan
乗りに乗って 歌うサラ !!!
ものをたくさん持つのは好きではないので、部屋にも物をあまり置きません。断捨離の生活が理想です。
本とかCDを部屋の棚にずらっと並べておくのは嫌いなので、物置の棚に置いてあります。目に触れないようにしているのです。その都度必要な物だけを持ってきて、部屋に置いておきます。
物置の本もCDも断捨離をした結果、数をかなり絞り込むことができました。
そして、今部屋に置いてあるのは、この1枚のレコード。
そう、サラ・ヴォーンです。
このレコードは、20代の頃、あるジャズ好きの女性からプレゼントされたもの。
「わたしの大好きな一枚なので、是非あなたに聴いて欲しい。」と言われ、いただきました。
本とかレコードは自分で購入したものでないと、面白く思えないことが多いのですが、このレコードは別でした。実に楽しいレコードです。今までに何回聴いたことでしょうか。
サラが乗りに乗っています。カーク・スチュアート・トリオもサラと一体となって乗りまくっています。ピアノよし! ドラムスよし! ベースよし! と最高に乗っています。コペンハーゲンのティヴォリ・ガーデンでのライヴ・レコーディングです。
久しぶりに聴きたくなったので、何日か前に物置の棚から持ってきておきました。
これを昨夜聴いたのでした。コロナ禍中、楽しみのない中で、久々に楽しいひとときを過ごせました。
〈いろはNo思いこみ鑑賞ノート〉
1曲目「帰ってくれないか、ビル・ベイリー」の最初の曲が実にライヴの始まりという雰囲気満載。サラはスイギーに一気に歌いきっています。
2曲目は、がらっと雰囲気が変わって、「ミスティ」。絶唱を展開します。最後にサラとカークのユーモラスなデュオが洒落ています。
3曲目は、「これが恋かしら」のアップテンポで、リズムに乗って快走します。
4曲目は、「ラヴァー・マン」。ゆったりとサラのドラマチックな歌声が響きます。
5曲目は、「サマタイムズ・アイム・ハピー」アップテンポに戻って、生き生きと歌い、スリル満点。スキャットが迫ってくる。めちゃくちゃ楽しくなってしまう。
6曲目(B面)は、わたしの大好きな「アイ・フィール・プリティ」。ワルツ・テンポで軽快に歌います。なんて素敵な歌なのでしょう。
*アイ・フィール・プリティ(I Feel Pretty) へのリンク
こう書いてくると切りがありませんので、この辺でやめておきます。この記事を読まれた方は、是非このアルバムを聴いてみてください。実に楽しくなり、元気になりますよ。若返ります。
ただ、これは「わたくし的には」のことなのですが、最初に出たオリジナルのLP盤と同じ1枚組のCDが好きです。やはり、オリジナル盤の順番でこのライヴは聴きたいのです。この順番がいいです。
2枚組の16曲+16曲全32曲のは、順番がオリジナル盤と少し違っていて、違和感があります。聞き比べると、どうしてもわたくし的には1枚組を取りたくなります。CDで聴くときも、通常1枚組を聴きます。個別の曲を2枚組で楽しむことはありますが。
Bass – Charles Williams Drums – George Hughes Piano – Kirk Stuart
Vocals – Sarah Vaughan
Recording date: July 18, 1963
'Live' recording at the Tivoli, Copenhagen, Denmark
A1 Won't You Come Home Bill Bailey 3:22
A2 Misty 5:51
A3 What Is This Thing Called Love 2:00
A4 Lover Man 5:52
A5 Sometimes I'm Happy 4:08
B1 I Feel Pretty 2:24
B2 Tenderly 2:28
B3 Sassy's Blues 5:36
B4 Polka Dots And Moonbeams 4:24
B5 I Cried For You 2:17
録音 – Tivoli, Copenhagen
"Sassy Swings the Tivoli"は、LP盤の他にCD盤も購入しました。
サラのCDはほとんど全て持っています。
今回のように、たまに聴きたいのを1枚選んで聴くことがあります。たまにしか聴くことはないのですが、今回のように大いに楽しむことができます。
〈LPレコード〉
サラ・ヴォーン・アット・ティヴォリ・ガーデン "Sassy Swings the Tivoli" Sarah Vaughan