4年ぶりの上野、東京文化会館 -上野風景-

*指揮 大野和士 東京都交響楽団 マーラー 交響曲第2番ハ短調「復活」 東京文化会館  2023年3月15日 

 3月15日に、4年ぶりに東京・上野へ出かけました。(コロナ禍のため3年間外出を控えて、田舎で静かに生活を送っていたのでした。)



 コンサートのチケットが入手できたのです。コンサートの会場は上野の東京文化会館。50年前の学生時代は、日本フィルや都響の定期会員で足繁く通ったホール。少し時間があったので、周辺をふらふらと歩きました。



 夕方の上野の様子も撮ってみました。すでに桜が咲いていて、スターバックスの隣にきれいな桜が咲いています。(写真)。



 花見の準備も整っているようです。花見と言えば、すぐ小さん師匠の「長屋の花見」の景色が目に浮かんできます。


 上野に折角来たのだから、すぐ近くの西洋美術館にも寄ってみようと思っていましたが、休館中でした。しばらく工事中のようです。学生の頃、詩人リルケの美術論に興味があり、その関連で何回も通ったことがある思い出の場所です。残念です。


*西洋美術館。中央はロダンの「カレーの市民」


*西洋美術館:ロダンの「考える人」 背景は東京文化会館側面


*東京文化会館大ホール 演奏会開始前


 コンサートの配布物の中に、次のような記事がありました。
「過日の公演で、演奏中にハウリングと思われるノイズが発生し、お客様にご鑑賞いただきづらい環境となりました。」
「演奏中のカメラ・・・・・スマートフォン、録音機器による撮影・録音・録画は禁止しております。」

 ハウリングなどが起こったら、致命的です。演奏会はぶちこわしです。マナー違反者に対する主催者の気苦労も大変だと思いました。
 本番のために必死でリハーサルを重ねてきた演奏者、遠方からも聴きに来る客、たくさんの関係者に多大な迷惑がかかります。演奏する音楽家が一番気の毒です。二度と再び同じ演奏はできない、まさにこの時一回きりのためにこそ、今を生きているのでしょうから。

 わたしの場合は、スマホの電源は完全に切ってしまいます。演奏中に、スマホの電話の呼び出し音など鳴ったら、大変です。始まる前にもう一度切れてるか確認します。

*(コンサートについては、後日記事予定)

*指揮 大野和士 東京都交響楽団 マーラー 交響曲第2番ハ短調「復活」 東京文化会館  2023年3月15日