病より癒えたる者の感謝のうた

-いろはの音楽の部屋- 自分のためだけの音楽コーナーですが、よろしかったらご覧ください。

春が来たというのに、体調がすぐれず、こんな時に思うのがこの音楽。
病気のたびに思い浮かべる「感謝のうた」。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第15番 イ短調

特に、その第3楽章は、「病より癒えたる者の神への感謝のうた」という標題で知られています。

心洗われる、荘重で美しいコラール。
アンダンテでは、「新しき力を感じつつ」とあり、新鮮で清らかな音楽となります。そして、「最も深い情緒をもって」感謝の歌が変奏拡大され、崇高な情感をたたえて静かに終わります。

第4楽章から第5楽章では、生き生きと清新溌剌な音楽が展開されます。第5楽章の主想は、はじめ「第九交響曲」の終曲に予定されていたものだそうです。雄渾、情熱に満ちた力強い音楽になっています。

病気のたびに、この音楽を思い出してしまいます。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 第3楽章のみ -カルミナ四重奏団- 



ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 全曲リンク
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132 スメタナ四重奏団 1967 - YouTube