2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大自然の仕業 -箸先をかむ- 「人生は成りゆきだな」

大自然 不可思議 不思議 荘子 天災 養老孟司養老孟司さんが、かつてテレビに出ていて、人生とは何ですかという質問に、「人生は成り行きだな」という言葉をぽつんと言っていました。(飼っている猫のことを語りながら、猫は「成り行き」そのものを生きている…

大自然の大いなる掌の上で遊ぶ

唯識では、「一人一宇宙」ということを言うそうです。わたしも、その言葉を使わせていただいています。(ただし、わたしのは、唯識でいうそれとは同じものではないと思いますけれど。)一人ひとりが「一宇宙」であり、大空に舞い上がり、大きく円相を描く鷹…

言葉は世界観の反映 飯田蛇笏「秋の草まつたく濡れぬ山の雨」

言葉は世界観の反映 山本玄峰 中川宋淵 飯田蛇笏 秋の草まつたく濡れぬ山の雨 〈いろはno思いこみ鑑賞〉と称して、詩や音楽についての鑑賞文を書いてきました。しかし、この「いろは」の鑑賞文は、作品の本質に迫るための文章ではありません。自分自身を語る…

胸に熱く響く 金子兜太の句  「一人一宇宙」から湧き出てきた言葉

ブログは、わたしの備忘録 「谷間谷間に満作が咲く荒凡夫」金子兜太の句、胸に熱し 自然の中を散策していると、何か新鮮な感覚におそわれることがあります。何かの思いがぐっと胸にこみ上げてくることがあります。何か言葉がふわっと浮かんでくることがあり…

バーバラ・ボニー -いろはの音楽の部屋-

バーバラ・ボニー メンデルスゾーン シューベルト モーツァルト シューマンいろはの音楽の部屋 自分のためだけの音楽コーナーですが、よろしかったらご覧ください。 バーバラ・ボニー(Barbara Bonney、1956年4月14日 - )は、アメリカ合衆国のソプラノ歌手…

どう受け取るか -古稀を迎えて・3-

遺書-メッセージ-振り返りを書こうと思い立って、始めたこのブログ。しかし、今まで記事にしたのは、周辺のことばかり。「遺書」らしい肝腎なことは、いつになったら書くことができるのでしょうか。このブログには、自分の「思いこみ」をずうずしくも、よ…

かあさんの歌 倍賞千恵子 -いろはの音楽の部屋-

いろはの音楽の部屋 自分のためだけの音楽コーナーですが、よろしかったらご覧ください。これは、もしかしたら、この世で一番胸にしみる歌。倍賞千恵子 かあさんの歌 以下は、この歌(YouTube動画)に寄せられていた「書き込み」を転記したものです。わたし…

凡夫のあがき -古稀を迎えて・2-

今にうごめく 凡夫のあがき -古稀を迎えて(2)-年末に、しばらく会っていなかった中学時代の同級生五人で集まりました。古稀にしてはみな元気がいい。亡くなった同級生もいます。それぞれ様々な事情をもって生きている、他の同級生の様子も話に聞くこと…

<イノセント> チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子

チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子チューリップの存在そのものの喜びが、みなぎっています。今にも喜びが溢れ出しそう。それが喜びであることさえ忘れてしまうほど。満ち足りた世界そのもの。わたしの大好きな細見綾子の句です。無垢な心の瞬間。そ…