「CapsLockキーとCtrlキーの入れ替え」時、Ctrlキーが利かない! - ESET Internet Securityが原因だった!

 ESET 注意! CapsキーとCtrlキー入替

2022年12月14日の記事

 キー入力に少しでもこだわりのある方は、ほとんどの方がCapsLockキーとCtrlキーの入れ替えを行っていると思います。
 私の場合は、PCをはじめてから今日まで40年間、Ctrlキーは[A]キーのすぐ左にして使い続けています。通常そこには[CapsLock]キーがあるのですが、レジストリを書き換えることで、そのキーを簡単に[Ctrl]キーに変えることができます。そうすることで、例えば、「Ctrl+C」「Ctrl+V」などのキー操作が大変やりやすくなります。したがって、入力の労力と時間を大いに節約できることになります。

 しかし、CapsLockキーとCtrlキー入替を行っている「ESET Internet Security」ユーザーの方々は、次の点にご注意ください。「ESET Internet Security」の設定を変更しないと、入れ替えたキーが、正しく動作しない場合があります。
(当方の OS:Windows11環境で「ESET Internet Security」製品のバージョン:16.0.24.0 の場合にて確認)

 「新・自作パソコン」でも、Windows11のレジストリを書き換えて、このCapsLockキーとCtrlキー入替を行いました。

 CapsLockキーとCtrlキー入れ替え後、ショートカットキー(例えば、「Ctrl+C」「Ctrl+V」)がブラウザ上で、有らぬ動作をします。「コピー」も「貼り付け」もできません。その代わりに画面が拡大したりします。

 正しく動作しないソフトウェアは、ブラウザ(ChromeとEdge)だけです。他の全てのアプリケーションでは問題なく正しく動作します。

 この問題解決のために、何度も、レジストリを見直したり、書き換えたり、保存していたバックアップを復元して戻してみたり・・・・・。多くの時間を使ってしまいました。

 どうしようもなくなった時、ブラウザに関して、ふと思いついたことがありました。それは、「ESET Internet Security」をインストールした時、「インターネットバンキング保護」という設定をしたことです。

 そこで、「インターネットバンキング保護」のチェックを外してみました。すると、ChromeでもEdgeでも、何と即座に「Ctrl+C」も「Ctrl+V」も使えるようになったではありませんか。

 これは、大発見と思いきや、「ESET」と「CapsLockキーとCtrlキー入替」の件をネットで検索してみると、いくつか同じ事例がネット上に出ているではありませんか。早くからこれを知っていれば、こんなに時間を無駄遣いしないで済んだのに!

例えば、下記のような記事が載っていました。
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Chrome・FirefoxでCtrlキーが効かなくなった(2022/12/2 Windows)
結論からいうと、犯人はESET(セキュリティソフト)。
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「全てのブラウザーを保護」有効時の動作がおかしい
ESET Internet Security 16.0.22.0 windows版でセキュリティツール→全てのブラウザーを保護を有効にするとキー入力がおかしくなる。(2022/10/31)
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(ESETからの回答も引用されていて次のとおり:)

《「すべてのブラウザーを保護」を無効化いただけますようお願い申し上げます。-----なお、本機能を無効化しましても、ウイルス検出機能に影響はございませんため、その点はご安心いただければと存じます。》
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(上の記事のESETからの回答に関して:)しかし、この製品名は、「ESET Internet Security」でしょう。それなのに、「Internet Security」機能の「すべてのブラウザーを保護」を無効にしておいて、ウイルス検出機能は有効だから安心というのは、ないでしょう。「Internet Security」という文字が入ったソフトウェアなのですから。

 そこで、セキュリティソフトを別のソフトに買い換えようと思いました。「Internet Security」の主要な機能が無効なままの「ESET Internet Security」では困りますので。


 ところで、キーの入替(レジストリを書き換え)に、何でセキュリティソフトが影響を及ぼすのか、解せません。
 そこで、もう少し「ESET Internet Security」の設定について調べてみることにしました。


 設定項目を次のようにたどって調べてみました。

「設定」-「セキュリティツール」-「インターネットバンキング保護」-そして、その横にある歯車アイコン-設定-すると、次の画面上に「キーボード保護」というのを見つけました。

 これだ!「キーボード保護」だけをチェックを外しました。この設定で、テストしてみました。 案の定結果は、OKです。

 これで、「すべてのブラウザーを保護」を全体を無効にしないでも済みます
 その一部の「キーボード保護」だけを無効にすれば良いのです

 「ESET Internet Security」には、「キーボード保護」を無効にしないでも済むような改善を望みます。2023年1月1日現在テストしましたが、製品のバージョン:16.0.24.0のままで、未だ改善されておりません。

 改善されるまでは、「キーボード保護」を無効にして使い続けていくしかありません。

 ESET 注意! CapsキーとCtrlキー入替