*モーツァルト 弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 KV465「不協和音」楽曲構成(楽曲解説)
第1楽章 アダージョーアレグロ 序奏 アダージョ 4分の3拍子
「ハイドン四重奏曲」の中でただひとつの、ゆるやかな不協和音程をもった序奏を持つ楽章。序奏は、不安定な感じで始まり、おごそかな感じに。アレグロで明快な第1主題。明るく軽快でチャーミングでさえあり、喜びに満ちた表情で進んでいきます。展開部では、変幻自在に展開し、再現部へ。
第2楽章 アンダンテ・カンタービレ ヘ長調 4分の3拍子 ソナタ形式(展開部なし)
美しい音楽の始まり、ヴァイオリンの奏でる哀しみの旋律。その美しいこと。
第3楽章 メヌエット;アレグレット ハ長調 4分の3拍子 3部形式
トリオでは、疾走するような哀しみ。思いつめたような哀しさが展開。
第4楽章 アレグロ・モルト ハ長調 4分の2拍子 ソナタ形式
忙しく走り行くような曲想ではじまり、力強さも。展開部では、やや憂いを含めて忙しく展開。
*下記のIndex time付の楽曲構成表は、私所有のCDスメタナ四重奏団「W.A.モーツァルト:ハイドン四重奏曲集」(1982年録音)の資料をもとにして、所有のCDプレーヤーで調べ記録したIndex timeを加えて、自身で時系列に縦に組み直して作成したものです。
手作業でメモし整理したものですので、Index timeには多少誤差等があるかもしれません。
*CDスメタナ四重奏団「W.A.モーツァルト:ハイドン四重奏曲集」(1982年録音)を購入される方、又はお持ちの方は、このIndexによって、各楽章の構成を把握しながらお聴きになることができます。