さあ、これからどうしようかな「70歳」-古稀を迎えて・1- 

さあ、これからどうしようかな「70歳」 -古稀を迎えて(1)-

 11月19日。今日は、わたし「いろは」の誕生日。いよいよ古稀(70)を迎えました。

 今日は雲一つない晴天で、わたしの誕生日を祝福するかのようです。(写真)
 ウェルテルではありませんが、「何という不思議な晴れやかさが、わたしの心を満たしていることか、・・・ 」というような気分になります。


 昨日は、「pal☆system」(パルシステム)のりんご収穫体験で、妻と共に長野県の「青木農園」 へ行ってきました。長野県内では、帰り道早くも雪が降っていました。美味しい信州りんごと早い雪とふたつをじっくりと味わって帰ってきました。


 さて、古稀になってまず思うことは、今日の「不思議な晴れやかさ」とは逆に、近頃とみに生産性が落ちてきたなと思うことです。情けない限りです。片付けひとつ取ってみても、なかなかできずに(やらないでいて)、先延ばしになってしまい、未だにできないということがしばしばあります。

 数年前には、片付けなど思うとおりにすぐにできました。
 自分のやりたいことについても、そうです。やりたいことがあったら、生産性の高い時にやっておかないと、後で後悔することになります。若い人には、生産性が高いうちに、自分のやっておきたいことは、その時に必ずやっておくべきだと伝えたいと思います。

 だいたいこのブログなども70歳ぐらいになると、生産性がぐんと落ちてきます。記事を書くのがおっくうです。そして、70歳ぐらいを境にしてブログを止めてしまう人がけっこう多いのではないでしょうか。70頃から更新されずに、そのままのブログを見かけることがしばしばあります。

 わたしも本当は65歳の頃、ブログを思い立ったのですから、その時すぐ始めれば良かったのですが、去年から始めました。開始時期を間違えました。地域のある役員の仕事が終わってからにしようなどと思って、先に延ばしたのがいけなかったのです。


 だいたい一区切り付いてからなどと言っていたら、いつまで経ってもできないでしょう。一区切りがつくのは、死ぬときだけです。生きている限り、区切りなどというものは付くものではない、と思った方がよい。次から次へと課題は湧いてきますから。

 古稀を迎えた今も生きているのですから、区切りは付かないのです。やりたいことは、今すぐにやった方がよい。区切りができるのは死ぬときだと決めて、

 今を生き切ることにしましょう

と自分に言い聞かせます。

 さあ、これからどうしようかな「70歳」。

 この先、老いの不安や心配もありますが、かすかな希望とささやかな楽しみも少しはあるかな、といったところですか。

 一茶の句が身に沁みます。

目出度さ(めでたさ)も ちう位なり おらが春

是がまあ つひの栖(すみか)か 雪五尺

ともかくも あなた任せの としの暮