ソニー・ロリンズ 「ワーク・タイム」感想メモ

 ソニー・ロリンズ「ワーク・タイム」 /  Sonny Rollins Work Time

クリスマス・イブなので、仕事は前倒しでやってしまい、夕方からはウイスキーを片手にジャズを楽しむことに決めました。(イブは口実です。)

「アンプ DENON PMA-1700NE」のことを先日記事にしましたが、今日も、そのアンプで、ついついジャズを聴きたくなってしまうのです。

例の如く、ピーターソンのピアノ・トリオから始めます。
このアンプのお陰で、ピアノの音も実にリアルに聞こえます。珠玉の音が連なり合って響いてくる時の心地よさ。「プット・オン・ナ・ハッピー・フェイス」の絡み合う音、その立体的な盛り上がりが、熱いです。

アンプがあたたまってきた頃なので、ここから、今日のメインのソニー・ロリンズのアルバム「ワーク・タイム」を聴きます。

ゼア・アー・サッチ・シングス」 ソニー・ロリンズ


Sonny Rollins Work Time

Sonny Rollins(ts)Ray Bryant(p)George Morrow(b)Max Roach(ds)

1. ショウほど素敵な商売はない    
2. パラドックス    
3. レインチェック    
4. ゼア・アー・サッチ・シングス    
5. イッツ・オールライト・ウィズ・ミー

以下、飲みながら酔いながらのアバウトな感想メモとなります。

このアルバムは、「ピアノトリオ + ソニー・ロリンズ」だけなので、アルバム「volume one」や「volume two」と違って、Sonny Rollinsをじっくり楽しめるのがいいです。

1.ショウほど素敵な商売はない:この最初の曲から快調に飛ばしていきます。豪快に吹きまくります。
2.パラドックス:ロリンズのオリジナル。興味ある面白い曲です。よく乗って吹いてます。
3.レインチェック:迫力あるテナーが聞けます。Max Roachのドラム・ソロがまたいいです。
4.ゼア・アー・サッチ・シングス:何とのびやかな音なのでしょう。テナーの音がなびいて、よく歌っています。こちらの気分も引っ張られて、のびやかになります。たっぷりとロリンズのテナーに身を浸し、その後のピアノがまたいいです。美しく味わい深いピアノです。
5.イッツ・オールライト・ウィズ・ミー:お馴染みの曲。調子よく最後へと。スピード感、ドライブ感ありのテナーで、終曲にふさわしい演奏です。Sonny Rollinsのテナーと、Max Roachのドラムスの掛け合いがスリリングに突っ走ります。楽しいエンディングになりました。