ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 の思い出 & 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 <ハープ> 楽曲構成 index(楽曲解説)

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 <ハープ> 作品74 楽曲構成 index(楽曲解説)



ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の思い出 を、このブログの「ヘルダーリン 人はこの地上に詩人として生きる」で、次のように書きました。
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 ヘルダーリンの詩について、ベートーヴェンの「晩年様式」との相似に言及している研究者もあるようです。ベートーヴェンの、あの至高の後期の弦楽四重奏曲との相似について。

 ベートーヴェンの後期 弦楽四重奏曲は、今から50年ほど前の学生の頃、ヘルダーリン全集を読んでいる時期に、熱中して聴いていました。「空前絶後の高みに達した、崇高でピュアな音楽」と当時思い込んでいましたので、友人に「この弦楽四重奏曲集を聴き終えるまでは死ねないな」などと、生意気なことを言っていたのを覚えています。若気の至りでした。

 当時は、スメタナ弦楽四重奏団のLPレコードを購入して、何度も聴いていました。わたしにとって、その頃は大切な音楽だったので、別の弦楽四重奏団の演奏でも聴き続けてきました。ブダペスト弦楽四重奏団、スメタナ弦楽四重奏団の新録音、アルバン・ベルク四重奏団の新・旧の録音、ベルリン弦楽四重奏団やラサール弦楽四重奏団の録音 など。これからもずっと聴き続けていくことでしょう。

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弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 <ハープ> 楽曲構成 index

弦楽四重奏曲 第10番は、1809年の夏から秋にかけてウィーン近郊のバーデンで作曲された。多彩な中期の様式がいちおう頂点をきずいたのち、やがて後期を迎える段階に立ったとき、作曲されたものである。この同じ年に「ピアノ協奏曲第5番」や「告別ソナタ」などが作曲されている。ハープの題名は、第1楽章で用いられるピッチカートに由来するといわれる。

I -Poco adagio — Allegro ソナタ形式
II -Adagio ma non troppo ロンド形式
Ⅲ -Presto一Piu presto quasi prestissimo 五部形式(スケルツォ)
Ⅳ -Allegretto con Variazioni 変奏曲形式

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楽曲構成 indexについて
*下記のIndex time付の楽曲構成表は、わたしの所有する「スメタナ四重奏団 ベートーヴェン弦楽四重奏曲」(1976年~1985年録音)のCDの資料をもとに、CDプレーヤーで調べ記録したIndex timeを加えて、わたし自身で時系列に縦に組み直して作成したものです。
 手作業でメモし整理したものですので、Index timeには多少誤差等があるかもしれません。
*同じ「スメタナ四重奏団/ベートーヴェン弦楽四重奏曲」のCDを購入される方、又はお持ちの方は、このIndexによって、各楽章の構成を把握しながらお聴きになることができます。

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ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 <ハープ> 作品74 楽曲構成 index(楽曲解説)