今日も、竹林で若竹の伐採をしました。朝8時から始めて3時間程。これで3回目の伐採作業。
昨日の雨で、竹は一気に力を増したようで、伸びること伸びること。先週、今年生えた竹をすべて伐り終えたと思ったのも束の間、今朝にはもう100本以上は生えていました。
それらを全部伐り倒します。竹をただ伐っているだけなのですが、このただ伐っているという身体の動きに、なぜか快感を覚えます。若竹なので「バサッ」と伐れるという気持ちよさもあります。
部屋でストレッチをしている時に、ポーズに心を集中して、この身体をじっくり味わうことも、気持ちの良いものです。〈初音沁む身とひとつなるストレツチ〉(3/17)
そうしていると、まわりの自然環境が、身体に沁み通ってきます。そして、自然と身体がひとつながりになるような感覚を覚えます。
竹林の中で竹を伐っている身体は、次第に竹林という自然環境とひとつになり、まさに、自然浴、竹林浴。大自然の元気を頂いています。
「竹林という一世界」の作業の中に、次第に自分を忘れていきます。我は何処へ行ってしまったのでしょうか。そして、すっきりとした気分だけ。この開放感、自由感。
こんな汗びっしょりの伐採作業が、もしかしたら最高の贅沢なのかもしれないと思えてきます。
都会の人々が、田舎の自然の中に身も心もリフレッシュしにやって来ます。ところが、わたしの方は、それを日常の作業の中で、自然に行っているのです。こんな贅沢はありません。そう思って、身体の動かせるうちは、身体を大いに動かすことにします。
完璧に全て伐り倒したと思っていましたが、一本だけ伐り残した若竹が、天に向かって突き出ていました。若竹のすがすがしさ、たくましさ。(写真)