システム要件を満たしていないパソコンを Window11へUPDATE
2022年11月30日の記事
「システムの最小要件」を満たしておかないと、Window10から Window11 への アップデートはできません。わたしのデスクトップPCは、この「システムの最小要件」を満たしておりませんでした。下記の1~3がそれです。
1.ハードウェア性能の要件
これはほぼ満たしていたのですが、1つだけ、ビデオカード(グラフィックスカード)だけは要件を満たしていませんでした。(「グラフィックスカードDirectX12以上 (WDDM2.0ドライバー) に対応」が必要)
幸いというか、ビデオカードが故障しましたので、交換を行いました。結果、対応済みとすることができました。
2.システムディスクのパーティションタイプがGPTという要件
これは、GPTへ変更すればよいので、変更作業を行う必要があります。変更作業を行えば、OKとなります。
3.最後は、BIOSの諸設定の要件(マザーボードの要件)
BIOSの設定をいくつか変更するだけでよいので、可能です。
*ただし、マザーボード自体が要件を満たしていなくては、BIOSの諸設定を変更することすらできませんが。
システム要件を満たしていないパソコンを Window11へUPDATE
このように、わたしのPCの場合は、上記3点をクリアすれば、Windows 11へのUPDATEは可能なはずです。
Windows 11へのUPDATEの手順を、上記1~3の順に報告いたします。
1.これについては、「自作パソコン」カテゴリーの中の以下の記事で報告済みです。
2022-11-21
ビデオカードを選ぶ ゲームはしないが ビデオカードを付けたい時
2022-11-23
パソコン修理 ビデオカード交換(ASUS TUF-GTX1650-4GD6-GAMING)
2.起動ドライブのパーティションをMBRからGPTへ変換します。
Windows 10の「mbr2gpt」コマンドで、MBRからGPTに変換します。
起動ドライブだけでよいので、それ以外のドライブの変換は不要です。
Windowsのシステムツールの中の「コマンドプロンプト」で、GPTへ変換を行います。必ず管理者権限で行ってください。つぎのコマンドを使います。
mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFULLOS
変換は、意外と簡単にすぐに終了します。
注意することは、変換後PCを再起動し、「3.BIOSの設定変更」をしておかなければなりません。
3.BIOSの設定変更です。わたしの場合の設定変更は3点。
ちなみに私の自作PCのマザーボードは、MSIです。(自作パソコンの中の最初の記事に紹介してあるマザーです。)
(1)起動方式がLegacyでしたので、UEFIへと変更しました。
(2)パーティションタイプをGPTへ。
(3)セキュアブートを有効にします。
以上3点ですので、すぐに済みます。
システム要件を満たしていないパソコンを Window11へUPDATE
ここまでの作業で、まだWindows 10のままですが、Windows 11へのUPDATEができる要件が満たされました。
この後は、「Windows 11へのUPDATE」の表示がでるまで待ち、それが出たら指示に従って、UPDATEするだけです。
確認のため、Windows 11UPDATE要件を満たしているか、最終チェックしました。結果は、Windows 11UPDATEができますと出ました。
ところが、いつまでたっても「Windows11UPDATE」の準備ができましたとの通知が表示されません。準備は完了しているのに。
1日たって次の日の朝、もう待っていられないので、通知を待たずに自分でやってしまおうと、PCを起動してみたら、通知が出ていました。それで、指示に従って、今「Windows11UPDATE」を終えたところです。
システム要件を満たしていないパソコンを Window11へUPDATE
システム要件を満たしていないパソコンを Window11へUPDATE