2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

クレンペラー / モーツァルト 交響曲第25番 ト短調 K.183 / フィルハーモニア管弦楽団

ワルター、ベーム、ピノック、ホグウッドなどいずれもその時々に興味深く聴いてきましたので、懐かしくもあり親しみもあるものです。これらの中でも、このクレンペラーの演奏は特に好きな演奏の一つでした。力動感のある筋肉質の演奏で、ひたむきなダイナミ…

亡き父母兄 - わたしの手の届かぬ「遠い存在」

肉親といえども、わたしの手の届かぬ「遠い存在」であったのだ、と。この運命的な出合いを思えば、人間への「いとおしさ」や「いつくしみ」を感じないわけにはいきません。この感覚、この眼をもって、この世界をみつめれば、もっと大きな広い心であたたかく…

桂三木助(三代目)「三井の大黒」 -わたしの好きな落語・その2-

三代目 桂三木助の落語では、「芝浜」、「御神酒徳利」、「崇徳院」、「宿屋の仇討ち」などが好き。この「三井の大黒」は特に好きで、登場する左甚五郎の自由でとぼけた性格が面白くて、左甚五郎の登場する落語、小さんの『竹の水仙』や円楽の『ねずみ』を好…

芭蕉の「ものの見えたる光」 ”よくみれば薺花さく垣ねかな” -野の花 ナズナ - 

「ものの光」は、ふだんわたしたちには見えません。そんな日々の暮らしの中に、ふと露わになる「ものの光」。その出合いの風景。「詩は経験である」といわれています。この露わなる「光」との出合いの経験。そこにこそ「詩の真実」があるのだと思います。

小三治の初恋 「山の煙」歌詞付 -藍川由美「ラジオ歌謡選集」-

小三治さんの初恋 「わたしが中学2年の時に初恋をするんです。・・・図書館に一緒に行ったり」/その初恋の人に「山の煙」を歌ってと言われて、その人のためにだけその歌を歌い、この歌は「この人の前以外では歌わない! と決めたそうです。

見事なしだれ桜(枝垂桜) -日枝神社のしだれ桜・ときがわ町・埼玉県-

この見事な「しだれ桜」は、見頃を迎えました。最新の写真を掲載しました。今年2026年3月23日の写真です。まさしく「まさおなる空よりしだれざくらかな」です。山里の景色に囲まれた見事な咲きぶりに驚かされます。春の散策にもってこいです。

「そうだ。モーツァルトを聴こう。」

この春、たまたま手に取った「クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団」のセレナーデ。セレナーデの管の柔和な響きに誘われて、いつの間にか聴き終えてしまう。春に新しい芽が膨らんでいくように、モーツァルトへの思いが春の風とともに湧いてきます。何…

アメイジング・バド・パウエル Vol.1 The Amazing Bud Powell / "It Could Happen To You"

絶頂期のパウエルが49年にファッツ・ナヴァロ(tp)や新進ソニー・ロリンズ(ts)らとクインテットで録音したバップ・コンボ・セッションとトリオ録音、それに51年のピアノ・トリオ演奏を収録したもので、凄まじいまでのパウエルらによる鬼気迫る名演を聴ける。

「愛」と共にある創造的な思考

「愛の中では、わだかまりや対立は消え、安心して生きることができる。そのような世界の中でこそ、思考は創造的に自由に働くことができる。」と。知性には「愛」という、安心できる空間が必要であり、この温もりの中で知性は、柔軟に自由奔放に羽ばたくこと…

小三治「青菜」 -わたしの好きな落語・その1-

一時落語に凝っていた時期があり、40年程前「新宿末廣亭」、「鈴本演芸場」、「池袋演芸場」などに通いつつ、テレビやラジオの落語番組も録音したり、レコード・CDを購入して収集。それらの録音は落語の演目のほとんどをカバーする程集まり、 現在、それらは…

小三治 / 俳句「東京やなぎ句会」のこと (扇橋・水原秋桜子・馬場移公子)

小三治「扇橋が宗匠なので、『東京やなぎ句会』は四十年以上も続いてる」/ゲスト:瀬戸内寂聴。冨安風生、金子兎太、稲畑汀子、中原道夫、藤田湘子、黒田杏子等。三波春夫、吉行和子、加表登紀子。/会員:小沢昭一や桂米朝、永六輔なども。

「世間虚仮 唯仏是真」 相対世界と絶対世界〈生と死について〉 -鈴木大拙の言葉-

「唯仏是真」に照らされれば、「虚仮の世間」がそのまま尊い貴い世界となる。「虚仮」の相対世界の瞬間瞬間が絶対であり得る。この場、この時の瞬間を大事にしていこうとする「いのち」のいとなみの尊厳。ここに「和を以て貴しと為す」平和があるのだ、と。

生と死について -鈴木大拙の言葉-

今回は、鈴木大拙と師弟関係にあった楠恭氏が語っていた、鈴木大拙の思い出を紹介いたします。----------------------------------------------- 大拙先生は、「天国や浄土というものは、死んでから行くところではない」と言うのですよ。「ここにあるんだ。…

河津桜 桃木農村公園 -ときがわ町・埼玉県-

2026年(令和8年)3月12日の様子 です。写真のように既に葉桜の混じった木もありましたが、全景はピンク色の桜の花が綺麗でした。/2025年3月14日(金)の河津桜の写真:こちらは、河津桜が満開で、山間の風景と共に美しい景色を楽しめました。

シューベルト「水の上で歌う」シュヴァルツコップ / バーバラ・ボニー 歌詞付

シューベルト「水の上で歌う」シュヴァルツコップ / バーバラ・ボニー 半世紀程前に、この「水の上で歌う」をFM放送ではじめて聴き心ときめきました。印象派の絵画のような瞬間のきらめきのようなものを想像して聴いていたのでした。シュヴァルツコップの「…

ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 来日公演 チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

東京文化会館の席で、はじめてレニングラード・フィルを聴いていたのでした。音楽というのは、こんなにも豊かに生き生きと鳴り響くものなのか、と驚いたものでした。/聴く者の気分を深くえぐるように音楽が立ち上がってくる張りのある演奏で、その生動する…

ムラヴィンスキー / モーツァルト 交響曲第39番 変ホ長調 K. 543 / レニングラード・フィル

エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団モーツァルト 交響曲第39番 変ホ長調 K. 543 1965年Live Moscow モーツァルトの交響曲第39番変ホ長調 K. 543をムラヴィンスキー/レニングラード・フィルの演奏で聴いてみまし…

バド・パウエル The Bud Powell Trio 「バド・パウエルの芸術」

パウエルの畢竟の傑作集。スピード感の溢れる展開がなされる「Indiana」。「I Should Care」や「Everything Happens To Me」両バラード曲における憂愁感の如き表情が溢れんばかりの美しさ。