春の散策のため車を走らせていると、大きな枝垂桜(しだれ桜)が目につきました。ここをしばらく散策することに。オオイヌノフグリは野原狭しと咲いているし、畑の桃の花がまた何とあざやかなこと。枝垂桜は、まさしく「まさおなる空よりしだれざくらかな 富安風生」でした。言葉なし。川のウグイもすいすいと、畑仕事も始まりそうです。里山の景色を満喫しました。
枝垂れたる花に宿らむ我ひとり いろは
しだれたる はなにやどるや われひとり
枝垂れたる花いっぱいの宿りかな いろは
しだれたる はないっぱいの やどりかな
春風やすわるベンチは畑のすみ いろは
はるかぜや すわるべんちは はたのすみ
オオイヌノフグリいちめんのあをぞら いろは
囀のむこうの枝の浮き立つや いろは
さえずりの むこうのえだの うきたつや
押し寄せるさざ波模様春の川 いろは
おしよせる さざなみもよう はるのかわ
※最初の写真の枝垂れ桜は、埼玉県比企郡ときがわ町田黒にある「小倉城跡」への入り口の道から見えます。入り口の道から100mくらいでしょうか。(まず「小倉城跡」で検索するのがよいでしょう。)