林檎(りんご) 青森からの贈り物 -寺山修司の句-

*りんご 青森からの贈り物 俳句 寺山修司

今年は柿が豊作で、美味しい柿がたくさんいただけました。その柿も、12月に入ったらすでになくなり、食後のデザートがありません。

そんな折りに、突然天からの贈り物です。青森からはるばる、この地へ林檎の贈り物が届きました。


*りんご 青森からの贈り物 俳句 寺山修司

この林檎と言ったら、わたしの好みにぴったり合っています。野性味あふれごつごつしていて、ずっしりと重いのです。果物にも存在感がある人物とないのとがあるんだなと思いました。赤い色も体裁のいい色ではなく、たくましい色をしています。

以前、青森に行ったとき、友人に言ったことがあります。
「青森はいいよな、青森には太宰治もいるし、寺山修司もいるし、津軽三味線もあるし。」
太宰治の小説も昔愛読したし、寺山修司の短歌も俳句も大好きでいいのがいっぱいあるし、津軽三味線のあの存在感のある音といったら・・・・・。
「それに比べ、埼玉は・・・・・」と思っていました。が、しかし、俳句を少しかじったら、中から(埼玉からは)金子兜太が出てきました!

この林檎、金子兜太の「曼珠沙華どれも腹出し秩父の子」のように、野性味あふれ自然体です。写真では、分からないかもしれませんが、観てください。これ。


*りんご 青森からの贈り物 俳句 寺山修司

赤い林檎を手に持ったとき、先ずずっしりとした重さを感じました。これだけで分かります。美味しい汁がたっぷりと含まれているのだろうと。家族で頂きました。予想通り実にジューシーです。蜜もしっかり付いていました。鮮度もよく、しゃきしゃきとしていて、それで味が濃厚なのです。

上がフジ、下が王林だそうです。
下の王林は、また違った個性で、赤いのの濃厚な味とは違って、さわやかな味です。さわやかな中に甘みが詰まっていました。こちらのさわやか系の林檎も、その味に似合わずに、外観はごつごつしていてたくましいです。
どちらも、青森の広々とした大自然の中でたくましく育った味が詰まっています。

林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき      寺山修司

たんぽぽは地の糧詩人は不遇でよし      寺山修司

 

寺山の句も大好きですが、青森の大地に育った林檎も大好きです。皆さんも是非味わってみてください。

*りんご 青森からの贈り物 俳句 寺山修司