聴きました! 比企交響楽団 第18回 定期演奏会 -東松山市-


比企交響楽団 第18回 定期演奏会 聴きました!

 比企交響楽団は、埼玉県比企地域を中心としたクラシック音楽愛好家が集まってできたアマチュア管弦楽団だそうです。わたしの知人が団員なので、コンサートの様子を紹介させていただきます。

・2023年10月15日(日曜日) 東松山市民文化センター
・指揮:久保田 洋 客員ハーピスト:渡辺 かや 独奏:榎本 郁(Vn)
・演奏曲目: ビゼー「アルルの女 第2組曲」 マスネの「タイスの瞑想曲」 スメタナ「モルダウ」 ブラームス「交響曲第3番」

 わたしがクラシック音楽の演奏会へ足を運ぶのは、2023年3月15日の都響のマーラー以来です。家では、オーディオ装置で音楽を味わっていますが、やはり演奏会で生の演奏を聴きたいものです。

 そして今日、久しぶりにその機会が到来しました。それも、地元、比企地区ので演奏会です。車で30分程で演奏会場に着きます。席は後ろ半分の中程の席にしました。ステージ全体が見渡せますし、それほど大きなホールではないので最適な座席でした。わたしの知り合いのファースト・ヴァイオリンの姿も確認できます。

 最初に曲目の紹介のアナウンスがありました。聴き所など説明してくれました。なるほどそういう曲なのかと。こういうのもいいなと。



 最初の曲は、ビゼーの「アルルの女 第2組曲」です。
  楽器の生の音が快いなあと、身体がまず感じていました。暖かみのある楽器の生の音が流れくる。そして、厚みのある合奏の響きが何と快く響いてくることか。
 優雅なメヌエットでは、ハープの伴奏とフルートの独奏が心にしみ込んできます。
 最後の曲では、指揮者 久保田 洋氏の指揮のもと、力動感溢れるエンディングが感動的でした。

 マスネの「タイスの瞑想曲」では、榎本 郁氏の独奏ヴァイオリンが素晴らしかったです。YouTubeで既に彼の素晴らしいヴァイオリンは聴いていました。会場全体がその演奏に包まれ、曲が終わってもしばしの静寂が続きました。演奏会では、この静寂の間が何ともいいものですね。(比企交響楽団の演奏と共に、東松山市在住の榎本郁氏のヴァイオリンが素晴らしいので、YouTubeで聴いています。YouTubeにUpされている演奏も、聴いてみてください。下にリンクありますので、ご覧ください。)

 久しぶりにブラームス聴きました。ブラームスの交響曲って、やはりいいですね。重厚でかつ躍動感ありロマンチックなところもあります。本日はその音楽をたっぷりと味わわせていただきました。何年か前に聴いたシューマンも、溌剌とした素晴らしい演奏でした。

 わたしの主観的な印象に過ぎませんが、何年か前の演奏会と比べて今回の定期演奏会では、より成熟味が増した感じがしました。オーケストラの一体感というか、親和力というか、ボリューム感というか。力強さとともに、オーケストラの音から湧き出づる何か新たなものを感じることができたような気がしました。

 また、会場の客席の人々とオーケストラとの一体感が感じられた点もよかったです。やはり、音楽は演奏者と鑑賞者とが、共に創り上げていくものだと思います。その点でも、とてもよいコンサートだと思いました。客席の心のこもったあたたかい拍手が快いものでした。

 素晴らしい生の演奏を身近で聴けた喜びに包まれながら、家路につきました。西の空の夕日を浴びながら、コスモスの色が鮮やかに生きていました。今日がよい一日となったことに感謝します。

ハープの音コスモスの野を揺曳す  いろは

 ハープのね コスモスののを ようえいす

 




東松山市在住の榎本郁 sarasate introduction and tarantella op. 43
サラサーテ作曲 序奏とタランテラ


(オペラシティ・リサイタルホール 2023年12月24日  )


下記リンクには、榎本氏の「チゴイネルワイゼン」の演奏をリンクしてあります。 

比企交響楽団 第18回 定期演奏回 のお知らせ -東松山市-

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ご案内
比企交響楽団公演20周年記念  アンサンブル・スペシャル・コンサート
期日:2024年3月10日(日)会場:東松山市民文化センター
*下記リンク参照