胸に熱く響く 金子兜太の句  「一人一宇宙」から湧き出てきた言葉

ブログは、わたしの備忘録 「谷間谷間に満作が咲く荒凡夫」金子兜太の句、胸に熱し 
自然の中を散策していると、何か新鮮な感覚におそわれることがあります。
何かの思いがぐっと胸にこみ上げてくることがあります。
何か言葉がふわっと浮かんでくることがあります。


谷間谷間に満作が咲く荒凡夫  金子兜太
たにまたにまに まんさくがさく あらぼんぷ

自然の中を散策しながら、この句を口ずさんでいたら、この句がぐっと胸に熱く響いてきました。なんとも言えない、この気分。勇気づけられ、心は高まり、「いのち」そのままな素朴な、おおらかな気分。老いを忘れ、少年に返ったようなこの開放感。この自由。

この時ふと、あることが心に浮かんできました。「気分は思想だな。思想は生きものだな。」

この言葉は、紙切れに走り書きし、家に戻ってからメモ帳に書き写しました。


ブログは、わたしの備忘録 谷間谷間に満作が咲く荒凡夫 金子兜太

わたしは、このように思いついた言葉は、いつもメモ帳に書き留めています。

このメモ帳の言葉は、わたしの中から湧き出てきた言葉です。気分、実感、感動の伴った、血の通った自分の言葉です。

これらの言葉は大げさに言えば、わたしという「宇宙」から湧き出てきた言葉でありわたしという「宇宙」の世界観の反映でありわたしという「一宇宙」の思想です。

わたしの思想、即ちわたしの支えとなる気分、願い、実感、感動、思い、響きです。

まさしく実感、感動の伴った血の通った「気分は思想だな。思想は生きものだな。」

この生々しい「生」の事実は、動かしがたく、こうしてメモを蓄積して、記事にもそっと挿入して、記録して残している次第です。

(「わたしにとってブログとは?」・ブログは、わたしの思いやひらめきの備忘録。)


金子兜太の句が、胸に熱く響きます。

まさに、 「一人一宇宙」から湧き出てきた言葉 <詩> です。


※『このブログには、自分の「思いこみ」をずうずしくも、よく書いてきたな 』と、先日書いたばかりでした。またしても、同じことをやってしまいました! 「いろは」には、何も分かっていないくせに、よくもこんな「思いこみ」を書けたものかと。(どう受け取るか -古稀を迎えて・3-」下記リンク参照)

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